新しい須佐郷土史研究会発足に当って 2011年10月6日 須佐郷土史研究会
会長 西村 武正
私達のHPをご覧頂いて有り難う御座います。
本年4月、須佐郷土史研究会は会長が交代し新しい体制がスタートしました。また、14年前から首都圏在住の須佐出身者が「東京須佐史談会」の名の下に
郷里須佐の郷土史の研究活動を続けて参りましたが、これを統合して須佐郷土史研究会の「須佐部会」「東京部会」として相共に一つの会として活動することになりました。
大変嬉しくそして心強く思っています
須佐郷土史研究会は、今から三十三年前、昭和五十三年(1978)十一月二十三日に正式に会則を定めて発足したのですが、それ以前既に数名の郷土須佐を研究する会を作って
活動して居られましたので会の歴史はもっと古いと思われます
機関誌では「温故」の発刊は昭和五十五年(1980)年二月で現在二十四号(平成二十三年三月)を発刊しております。
皆様御存じのように須佐は太古須佐之男命に由来して地名も生まれたと言われておるように、古くから多くの口伝や里説があり、私達の先祖の想像力や発想の豊かさ
を感じさせてくれます。
最近は近世(江戸時代)の益田家を中心とする研究に重点が移っていますが、それ以外の須佐の歴史にも多くの素材がある興味深い歴史を有した所だと言えます。
更に風光明媚な須佐湾(国指定の天然記念物)、北長門国定公園の東の端に当たる所でもありますし、弥富には道永の滝、畳ヶ渕などの景勝地も持っています。
また、地質学的にも多くの特徴ある地層、岩石を持つ「地質の宝庫」とも言われている須佐です。
このような郷土須佐に私達は誇りを持った生き方をしたいものです。
できるだけ史実を明らかにし、それを後世に残していくことが私達の役割と言えます。
郷土史の総合的研究を目的とするこの会の充実・発展を期すよう今後須佐と東京の連携を計りながら会の運営を進めることが大切だと考えます
愛読者の皆様には変わらぬご愛顧、ご指導ご鞭撻を御願いしてご挨拶とします。
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